〔特集〕踊る！インド経済　メーク・イン・インディア　製造業の定着へ改革は道半ば　経済・社会の混乱が足かせに＝熊谷章太郎
エコノミスト　第１０１巻　第３８号　通巻４８１３号　2023.11.7

この記事の情報
掲載誌	エコノミスト　第１０１巻　第３８号　通巻４８１３号（2023.11.7）
ページ数	2ページ　（全2406字）
形式	PDFファイル形式　（887kb）
雑誌掲載位置	２０〜２１頁目

　経済発展には製造業の勃興が欠かせないが、足元は足踏み状態だ。来年の総選挙を機に、外資の投資環境が改善するかが注目される。　米中対立の深刻化を背景にアジアのサプライチェーンの再編が加速するなか、アジア各国はこれを自国の製造業振興のチャンスと捉え、投資誘致に向けた取り組みを強化している。これまでのところ、中国からの生産移転はベトナムに集中しているが、同国が中国の製造業を代替できる余地は限られており、…