〔書評〕『太陽の子 日本がアフリカに置き去りにした秘密』 評者・黒木亮
エコノミスト 第101巻 第20号 通巻4795号 2023.6.6
| 掲載誌 | エコノミスト 第101巻 第20号 通巻4795号(2023.6.6) |
|---|---|
| ページ数 | 2ページ (全1219字) |
| 形式 | PDFファイル形式 (512kb) |
| 雑誌掲載位置 | 52〜53頁目 |
◇著者 三浦英之(朝日新聞記者) 集英社 2750円 ◇銅採掘事業で現地に残留児 丹念に追いかけた迫真ルポ 衝撃的な内容の力作である。 舞台は、戦乱と腐敗と貧困にまみれたサブサハラ(サハラ砂漠以南地域)の資源大国、コンゴ民主共和国で、話は1969年にまでさかのぼる。日本鉱業という非鉄金属と石油の資源開発、製錬などの会社が、同国南東部にある当時のカタンガ州ムソシ村で、総額約720億円を投じて銅の採…
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