〔書評〕歴史書の棚 有用性超えた「エコノミー」 バタイユ思想を読む=本村凌二
エコノミスト 第99巻 第46号 通巻4726号 2021.12.14
| 掲載誌 | エコノミスト 第99巻 第46号 通巻4726号(2021.12.14) |
|---|---|
| ページ数 | 1ページ (全962字) |
| 形式 | PDFファイル形式 (289kb) |
| 雑誌掲載位置 | 58頁目 |
戦後を代表する経済学者である宇野弘蔵先生は若い頃、東北大学に勤めていた。同僚のドイツ人の哲学者と散歩していたとき、彼から「結局、経済学とは最小限の努力で最大限の利益をあげようとする学問だろう」と言われた。これに対して、先生は「結局、哲学とは最大限の努力で最小限の利益をあげる学問ではないか」と反論されたという。 この笑い話には、佐々木雄大『バタイユ』(講談社、2750円)が凝縮されているかのようだ…
記事の購入(ダウンロード)
購入には会員登録が必要です 会員登録はこちら
価格 220円(税込)
他のIDで購入する
G-Search ミッケ!は雑誌を記事ごとに販売するサービスです。
この記事は「1ページ(全962字)」です。ご購入の前に記事の内容と文字数をお確かめください。
(注)特集のトビラ、タイトルページなど、図案が中心のページもございます。
〔書評〕話題の本 『優しいロボット』ほか
〔書評〕読書日記 差別を直視する強さ コリアン・クールを読む=ブレイディみかこ
〔書評〕海外出版事情 アメリカ 人気俳優の自伝、人生哲学の深みの理由とは?=冷泉彰彦
〔ワシントンDC〕WASHINGTON D.C. バイデン政権にも影響力 労組の原動力は女性首脳=小林知代
〔中国視窓〕チャイナウオッチ 「Z世代」の消費者台頭で ファッション産業が変化=岩下祐一


