〔特集〕強い米国経済　対論　インフレが来る、来ない　持続的な上昇　米国はインフレで政府債務を返済する＝重見吉徳
エコノミスト　第９９巻　第２８号　通巻４７０８号　2021.7.20

この記事の情報
掲載誌	エコノミスト　第９９巻　第２８号　通巻４７０８号（2021.7.20）
ページ数	2ページ　（全1409字）
形式	PDFファイル形式　（701kb）
雑誌掲載位置	２６〜２７頁目

　インフレが一時的かどうか、その期間にもよるが、議論すべきは米国の繰り越し需要が一巡する２０２２年以降だろう。ポイントは、インフレ圧力に米連邦準備制度理事会（ＦＲＢ）が対応するかどうかである。直近６月の米連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）がヒントになるかもしれない。　足元でインフレ率が高まる中、ＦＯＭＣは四半期経済見通しで、「23年に２回の利上げ」とした。一方、前回３月時点では「利上げは24年以降」だ…