〔書評〕歴史書の棚 近代化の象徴としてのタイプライター抗争史=加藤徹
エコノミスト 第99巻 第27号 通巻4707号 2021.7.13
掲載誌 | エコノミスト 第99巻 第27号 通巻4707号(2021.7.13) |
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ページ数 | 1ページ (全898字) |
形式 | PDFファイル形式 (273kb) |
雑誌掲載位置 | 56頁目 |
トーマス・S・マラニー著『チャイニーズ・タイプライター』(中央公論新社、比護遥訳、4950円)は、異色の中国近代史だ。著者は米スタンフォード大学の中国史の教授。 19世紀半ばに発明されたタイプライターは、西洋文明の圧倒的優越性を象徴する利器だった。人がしゃべる速さで、どんな内容も清書できた。各メーカーは技術の改良と販売の競争にしのぎをけずった。 非西洋国では「タイプライターで書けない非効率的な文…
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