〔鎌田浩毅の役に立つ地学〕/58 「脱炭素」を考える/6 人類を絶滅寸前にした巨大噴火
エコノミスト 第99巻 第26号 通巻4706号 2021.7.6
| 掲載誌 | エコノミスト 第99巻 第26号 通巻4706号(2021.7.6) |
|---|---|
| ページ数 | 1ページ (全1270字) |
| 形式 | PDFファイル形式 (642kb) |
| 雑誌掲載位置 | 87頁目 |
火山の噴火が人類の進化にまで影響を与えたことがある。今から7万4000年前、インドネシア・スマトラ島北部で起きた大噴火がそれで、過去10万年の地球上で最大規模の噴火だった。マグマ量で2800立方キロにも及び、長さ100キロ、幅35キロにわたる巨大なカルデラが形成された。現在、カルデラ内にはトバ湖があり、カルデラの縁に沿って小型の火山ができている。 また、カルデラの周囲には非常に厚い火砕流堆積(た…
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