〔書評〕歴史書の棚 膨大な史料踏破して迫る 「忍びの者」の実情=今谷明
エコノミスト 第99巻 第25号 通巻4705号 2021.6.29
掲載誌 | エコノミスト 第99巻 第25号 通巻4705号(2021.6.29) |
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ページ数 | 1ページ (全969字) |
形式 | PDFファイル形式 (290kb) |
雑誌掲載位置 | 58頁目 |
伊賀(現三重県西部)といえば、近江甲賀(滋賀県南部)と並んで“忍者”の里として有名である。歴史的に地味な地域であるが、古代には壬申(じんしん)の乱で大海人皇子(おおあまのみこ)(のちの天武天皇)が逃亡した通路にあたり、また東大寺に大量の木材を供給する山林荘園(伊賀黒田荘)の地でもあって、地政学的に重要な場所であった。 室町時代の守護は仁木氏(につきし)であるが、応仁の乱などでも大した役割は果たさ…
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