〔アートな時間〕映画 はちどり 中学2年の少女の困難を通して日韓両国に共有の記憶を観る=寺脇研
エコノミスト 第98巻 第17号 通巻4648号 2020.4.28
掲載誌 | エコノミスト 第98巻 第17号 通巻4648号(2020.4.28) |
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ページ数 | 2ページ (全1305字) |
形式 | PDFファイル形式 (897kb) |
雑誌掲載位置 | 88〜89頁目 |
舞台は1994年のソウルだ。中学2年生の少女の送る日々が描かれていく。88年のソウル五輪から6年、朝鮮戦争の荒廃から復興した社会は繁栄期を迎えようとしていた。都心の風景は、既に現在のそれに近い。父親がトックという韓国餅を作って売る小さな店を経営する少女の一家も、巨大な高層団地に住まうようになり、優等生の兄はソウル大学合格を期待され、彼女自身も大学進学を前提に塾通いさせられている。 観ていて、東京…
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