〔特集〕世界経済総予測２０２０　割高な米株価　景況感から大きく乖離　つきまとう急落のリスク＝新村直弘
エコノミスト　第９８巻　第１号　通巻４６３２号　2020.1.7

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掲載誌	エコノミスト　第９８巻　第１号　通巻４６３２号（2020.1.7）
ページ数	1ページ　（全1069字）
形式	PDFファイル形式　（410kb）
雑誌掲載位置	２９頁目

　２０１９年は米大統領選挙を翌年に控え、政治的な思惑が金融市場を大きく動かす年となった。循環的な景気の減速を、政治的な動きが翻弄(ほんろう)したと総括できる。しかし、商品市場から見てみると、投機資金の主戦場である株式市場はやや割高に推移しているように見える。　図１はＳ＆Ｐ５００株価指数と米国の代表的な原油であるＷＴＩ（ウエスト・テキサス・インターミディエート）価格の前年比変化の推移である。両者は景…