〔書評〕歴史書の棚 日中関係を劇的に改善させた中国人女性=加藤徹
エコノミスト 第95巻 第28号 通巻4509号 2017.7.18
掲載誌 | エコノミスト 第95巻 第28号 通巻4509号(2017.7.18) |
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ページ数 | 1ページ (全919字) |
形式 | PDFファイル形式 (257kb) |
雑誌掲載位置 | 68頁目 |
近現代史は宝の山だ。埋蔵金のような史実が今も眠っている。程麻・林振江著『李徳全─日中国交正常化の「黄金のクサビ」を打ち込んだ中国人女性』(林光江・古市雅子訳、石川好監修、日本僑報社、1800円)は、1950年代の東西冷戦時代に日中関係の突破口を開いた先人の知恵を掘り起こした刺激的なドキュメンタリーである。 54年、中国紅十字会会長の李徳全(1896〜1972年)が、日本赤十字社の招きで来日した。…
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