〔日本人のための第一次世界大戦史〕/69 パリ講和会議=板谷敏彦
エコノミスト 第94巻 第45号 通巻4474号 2016.11.8
| 掲載誌 | エコノミスト 第94巻 第45号 通巻4474号(2016.11.8) |
|---|---|
| ページ数 | 2ページ (全3184字) |
| 形式 | PDFファイル形式 (582kb) |
| 雑誌掲載位置 | 70〜71頁目 |
戦争が終結し、各国は代表団をパリに送り込んだ。米国のウィルソン大統領は自身が唱えた「14カ条の平和原則」による国際連盟の設立を会議の最重要議題と考えたが、英仏は現実的なドイツの敗戦処理である軍備縮小、賠償金の支払い、領土割譲が重要だと考えた。 そうした中、列強国唯一の黄色人種の国である日本は、国際連盟規約に人種差別撤廃規約を盛り込むことを提案した。日本は五大国の一国として重要な国際会議に参加する…
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