〔景気観測〕過度に圧迫される銀行収益 国内景気に悪影響=上野泰也
エコノミスト 第94巻 第37号 通巻4466号 2016.9.13
| 掲載誌 | エコノミスト 第94巻 第37号 通巻4466号(2016.9.13) |
|---|---|
| ページ数 | 2ページ (全2279字) |
| 形式 | PDFファイル形式 (346kb) |
| 雑誌掲載位置 | 92〜93頁目 |
経済の「血液」に例えられるマネーの循環を担う銀行の収益が、貸出金利と有価証券運用利回りの双方が下がる中で、真綿で首をしめるようにじわじわと圧迫され続けている。こうした状況が一層深刻化する場合には、実体経済にも悪影響が出てきかねない。 日銀が発表した7月の貸出約定平均金利で、国内銀行の新規の約定金利は、短期は上昇したが長期は低下し、総合で0・736%に低下した(図1)。5月につけた過去最低(0・6…
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