〔書評〕歴史書の棚 江戸の天文地理学が世界水準に達した理由=今谷明
エコノミスト 第94巻 第37号 通巻4466号 2016.9.13
| 掲載誌 | エコノミスト 第94巻 第37号 通巻4466号(2016.9.13) |
|---|---|
| ページ数 | 1ページ (全978字) |
| 形式 | PDFファイル形式 (239kb) |
| 雑誌掲載位置 | 56頁目 |
数年前、冲方丁(うぶかたとう)氏による『天地明察』の映画化があって以降、近世の天文地理学が注目されている。月刊誌『東京人』が「江戸の理系は世界水準!」なる特集を行って、一般にも本草学以降の近世理系の発展が広く認識された。今夏は静嘉堂文庫美術館(東京)で「江戸の博物学」という展覧会が催されたのもこの一環であろう。 寛永の鎖国後も、和算の発達など日本独自の動きもあったが、何といっても急速に先行する西…
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