〔景気観測〕民間需要の下振れは深刻 円高と資源底打ちで名目GDPも鈍化=枩村秀樹
エコノミスト 第94巻 第34号 通巻4463号 2016.8.23
| 掲載誌 | エコノミスト 第94巻 第34号 通巻4463号(2016.8.23) |
|---|---|
| ページ数 | 2ページ (全2226字) |
| 形式 | PDFファイル形式 (388kb) |
| 雑誌掲載位置 | 92〜93頁目 |
政府の景気判断は「緩やかな回復基調」が維持されている。しかし、アベノミクス実施後の足取りを振り返ると、優れた成果を上げたとは言い難い。 安倍政権が始まった2012年10〜12月期と比べると、名目GDP(国内総生産)は6%増えたが、実質GDPは2%しか増えていない(図1)。これは、円安や交易条件の改善で価格面からは経済が押し上げられたが、財・サービス取引という数量面からはあまり増えなかったからだ。…
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