〔書評〕読書日記 冷戦終結の代わりに生まれた地球温暖化問題=米本昌平
エコノミスト 第94巻 第29号 通巻4458号 2016.7.12
| 掲載誌 | エコノミスト 第94巻 第29号 通巻4458号(2016.7.12) |
|---|---|
| ページ数 | 1ページ (全1781字) |
| 形式 | PDFファイル形式 (229kb) |
| 雑誌掲載位置 | 59頁目 |
大学で「地球環境問題と国際政治」という授業を行っている。その4月の初日に、「オバマ米大統領はG7伊勢志摩サミットの後、広島を訪問すると思う」と予想しておいた。 この授業で私は、こう力説している。1992年成立の国連気候変動枠組み条約は、冷戦終焉(しゅうえん)と不可分のもので、国際政治は、ちょうど核戦争の脅威を裏返したような形の、地球温暖化という地球大の脅威を新しい脅威と認め、これに世界が一致して…
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