〔アートな時間〕映画 蜜のあわれ 奔放な少女に魅せられた老作家 老人の性を幻想的に描く=寺脇研
エコノミスト 第94巻 第15号 通巻4444号 2016.4.5
掲載誌 | エコノミスト 第94巻 第15号 通巻4444号(2016.4.5) |
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ページ数 | 2ページ (全1139字) |
形式 | PDFファイル形式 (819kb) |
雑誌掲載位置 | 120〜121頁目 |
室生犀星の名は、国語で取り上げる文学史に必ず出てくる。『あにいもうと』『かげろふの日記遺文』などの作品名に見覚えがあるだろう。一方、詩人でもあり、詩集『抒情小曲集』所載の「小景異情その二」の冒頭の句「ふるさとは遠きにありて思ふもの」は広く知られている。 その犀星が晩年に書いた小説『蜜のあはれ』を映画化したのが、この「蜜のあわれ」である。主人公は犀星自身を思わせる老いた小説家と、彼にまとわりつく謎…
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