〔サイエンス最前線〕/83 制御性T細胞 アレルギー治療に研究活発=加納圭
エコノミスト 第94巻 第11号 通巻4440号 2016.3.15
| 掲載誌 | エコノミスト 第94巻 第11号 通巻4440号(2016.3.15) |
|---|---|
| ページ数 | 2ページ (全2561字) |
| 形式 | PDFファイル形式 (324kb) |
| 雑誌掲載位置 | 68〜69頁目 |
アレルギー、関節リウマチや1型糖尿病(注)などの自己免疫疾患、胎児が母体の免疫システムからなぜ攻撃を受けないのかなど免疫システムの研究が進んできた。主役は、坂口志文・大阪大学特別教授が発見した「制御性T細胞(Tレグ細胞とも呼ばれる)」という免疫細胞だ。(注)1型糖尿病 膵臓(すいぞう)でインスリンを分泌するランゲルハンス島β細胞が自己免疫細胞に破壊されることで発症する。生活習慣病の一つとされる2…
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