〔特集〕アメリカ大失速　Ｐａｒｔ１　アンケート　ＦＲＢは今年、何回利上げできるのか？　賃金上昇がインフレ圧力に＝鈴木裕明
エコノミスト　第９４巻　第１０号　通巻４４３９号　2016.3.8

　◇2回　9月、12月　15年10〜12月期の米国ＧＤＰは、前期比年率０・７％増と弱かった。年末商戦も後半にやや失速、また、年明け後に発表された月次の経済指標も、ＩＳＭ景況感指数などいくつかの指標は景気の足取りを懸念させるものがあった。　しかし、弱い指標は力強い指標とセットになっている。１月分の雇用統計では、非農業部門雇用者数が前月比15・１万人増となり、昨年１年間の平均増加ペース（約23万人）を…