〔日本人のための第一次世界大戦史〕／３５　マルヌの奇跡＝板谷敏彦
エコノミスト　第９４巻　第９号　通巻４４３８号　2016.3.1

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掲載誌	エコノミスト　第９４巻　第９号　通巻４４３８号（2016.3.1）
ページ数	2ページ　（全3080字）
形式	PDFファイル形式　（619kb）
雑誌掲載位置	７４〜７５頁目

　開戦から１カ月が経過した１９１４年９月の初め、西部戦線のドイツ軍は、「シュリーフェン・プラン」に従ってパリを西側から包囲すべく快進撃を続けていた。いよいよパリ上空には、ドイツ軍の飛行機が飛来し始め、フランス政府は首都を南フランスの大西洋岸の都市ボルドーに避難させた。　一方でフランス軍は、ドイツ侵攻プランであった第17計画が不調に終わり、応援のイギリス軍とともに各戦線で退却を続けていた。東部戦線で…