〔ＷＯＲＬＤ・ＷＡＴＣＨ〕論壇・論調　米大統領選で穀物燃料化が争点に　立場を翻したクリントン氏に批判＝岩田太郎
エコノミスト　第９４巻　第５号　通巻４４３４号　2016.2.2

　米政府が、トウモロコシを原料とするエタノールをガソリンに配合する割合を徐々に増やすことを義務付けた再生可能燃料基準（ＲＦＳ）政策継続の妥当性が、大統領候補者選びの争点の一つとなっている。　民主党大統領候補のヒラリー・クリントン前国務長官やバーニー・サンダース上院議員は相次いでＲＦＳ支持を表明。クリントン氏は国務長官に就任する前の米上院議員時代、穀物燃料化に一貫して反対していた。だが、大統領選出馬…