〔ひと＆こと〕郵政社長争い再び　鈴木副社長が有力か
エコノミスト　第９４巻　第５号　通巻４４３４号　2016.2.2

　政治に翻弄(ほんろう)される日本郵政の社長ポストをめぐり民営化推進派と守旧派との駆け引きが強まっている。民営化推進派である西室泰三日本郵政社長の６月退任説が現実味を帯びてきているためだ。　西室氏は、社長を務めた東京証券取引所に顔が利くこともあり、当初から「上場が無事に終わるまでのワンポイントリリーフ」と見られていた。さらに、不正会計で揺れる東芝の現社長人事に関与した裏話を記者会見で話し、周囲を慌…