〔書評〕『ROEが奪う競争力 「ファイナンス理論」の誤解が経営を壊す』 評者・加護野忠男
エコノミスト 第93巻 第50号 通巻4427号 2015.12.15
| 掲載誌 | エコノミスト 第93巻 第50号 通巻4427号(2015.12.15) |
|---|---|
| ページ数 | 2ページ (全1213字) |
| 形式 | PDFファイル形式 (517kb) |
| 雑誌掲載位置 | 70〜71頁目 |
◇手島直樹著(小樽商科大学ビジネススクール准教授) 日本経済新聞出版社 1944円 ◇ROE至上主義を一蹴 正しい株主利益訴える 一部の投資家は自己資本利益率(ROE)を高めることが株主の利益になると主張する。ROEは、最低でも8%を超えなければならないという主張もある。このような主張は理論的な根拠を持つものではない。世の中に流布するこのような妄説を批判したのが本書である。本書では、株主の利益に…
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