〔特集〕保存版　相続増税の新常識　「遺言控除」の導入検討　相続税の節税効果は一考＝中川義敬
エコノミスト　第９３巻　第４８号　通巻４４２５号　2015.12.1

この記事の情報
掲載誌	エコノミスト　第９３巻　第４８号　通巻４４２５号（2015.12.1）
ページ数	4ページ　（全1154字）
形式	PDFファイル形式　（1161kb）
雑誌掲載位置	２４〜２７頁目

　◆増税編　政府・自民党が、遺言書に基づいて相続を行えば、相続税の負担を軽減する「遺言控除」の導入を検討している。遺産分割を巡る相続人間の争いは年々増加しており、遺言控除の新設によって遺言書を普及させ、トラブルを防ぐことが狙いのようだ。制度の詳細はまだ明らかになっていないが、早ければ2017年の税制改正に盛り込まれるとみられる。その節税効果を含め、新たな相続対策として一考に値しそうだ。　今年1月か…