〔特集〕マイナンバーがやって来る！　不自然な預金情報を把握　税務調査の対象容易に＝松嶋洋
エコノミスト　第９３巻　第３６号　通巻４４１３号　2015.9.15

この記事の情報
掲載誌	エコノミスト　第９３巻　第３６号　通巻４４１３号（2015.9.15）
ページ数	3ページ　（全1004字）
形式	PDFファイル形式　（1160kb）
雑誌掲載位置	２７〜２９頁目

　申告漏れを指摘したり脱税を摘発したりする税務調査では、不自然な資金の流れを追うことによって、申告書には表れない資産、所得を把握することが可能になる。この不自然な資金の流れをつかむうえで、税務署が重要視しているのは納税者の預金情報だ。マイナンバー法改正で2018年から預金口座にマイナンバーがひも付けられるが、預金情報の把握を容易にすることで、税務調査の強化が進むことになる。　税務署では従来、別件の…