〔日本人のための第一次世界大戦史〕/8 ドイツ統一戦争/2 ベルサイユの屈辱=板谷敏彦
エコノミスト 第93巻 第32号 通巻4409号 2015.8.18
| 掲載誌 | エコノミスト 第93巻 第32号 通巻4409号(2015.8.18) |
|---|---|
| ページ数 | 2ページ (全3053字) |
| 形式 | PDFファイル形式 (535kb) |
| 雑誌掲載位置 | 54〜55頁目 |
普仏戦争(1870年)における、プロイセンはビスマルクの巧みな外交によって戦う前から有利な状況が設定されていた。鉄道と電信を利用した参謀本部の動員システムは緒戦に大量の兵力を集中し、独クルップ社製の高性能な大砲とともにフランスを圧倒した。 パリ包囲下のベルサイユ宮殿でドイツ建国式典が挙行されると、ヨーロッパではナポレオン戦争以来のウィーン体制が終焉(しゅうえん)して、第一次世界大戦の基本的な構図…
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