〔ひと＆こと〕北米で苦難続いた三菱自　工場閉鎖もとうとう決断
エコノミスト　第９３巻　第３２号　通巻４４０９号　2015.8.18

　三菱自動車が７月27日、今年11月末で米イリノイ州の工場を閉鎖し、米国での自動車生産から撤退すると発表した。低操業による不採算の中でも、益子修会長兼ＣＥＯ（最高経営責任者）の強い意向もあって自動車市場の本場、米国での生産にこだわり続けてきたが、「他社に比べて生産規模が小さく、経済合理性にかなうレベルでない」（相川哲郎社長）と、とうとう断念に追い込まれた。　三菱自の米国事業は苦難続き。同工場は１９…