〔学者に聞け!視点争点〕軽減税率は「租税抵抗」を緩和しない=古市将人
エコノミスト 第93巻 第31号 通巻4408号 2015.8.4
| 掲載誌 | エコノミスト 第93巻 第31号 通巻4408号(2015.8.4) |
|---|---|
| ページ数 | 2ページ (全2915字) |
| 形式 | PDFファイル形式 (418kb) |
| 雑誌掲載位置 | 58〜59頁目 |
◇消費税内での再分配は難しい 消費税の軽減税率をめぐる議論が盛んだ。軽減税率とは、一部の財・サービスに標準税率よりも低い税率を適用する仕組みのことである。与党税制協議会の資料で、「酒類を除く飲食料品」「生鮮食品」「精米」を軽減税率の対象とする場合の論点が整理されている。 その論点とは、「低所得者への配慮(「逆進性の緩和」)」「痛税感の緩和」「消費者にとって、分かりやすく、納得できること」「対象品…
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