〔特集〕世界を変えるｉＰＳ産業　研究最前線　ｉＰＳ細胞の再生医療は急進展　目の次はパーキンソン病＝渡辺勉
エコノミスト　第９３巻　第２４号　通巻４４０１号　2015.6.16

この記事の情報
掲載誌	エコノミスト　第９３巻　第２４号　通巻４４０１号（2015.6.16）
ページ数	4ページ　（全5648字）
形式	PDFファイル形式　（1255kb）
雑誌掲載位置	３０〜３３頁目

　ｉＰＳ細胞が開発されてから10年足らず、２０１４年９月に早くも臨床研究がスタートした。開発者の山中伸弥教授は12年にノーベル賞を受賞した際に「できるだけ早く患者に役立つようにしたい」「10年以内には」と話していた。まだ、実用段階までには数年はかかるだろうが、驚異的なスピードといえる。　背景には、ＥＳ細胞（胚(はい)性幹細胞）や体性幹細胞を使った再生医療が既に臨床応用されている現状がある。　幹細胞…