〔学者に聞け！視点争点〕災害に強い住民の「共助」ネットワーク＝庄司匡宏
エコノミスト　第９３巻　第１３号　通巻４３９０号　2015.3.31

この記事の情報
掲載誌	エコノミスト　第９３巻　第１３号　通巻４３９０号（2015.3.31）
ページ数	2ページ　（全3157字）
形式	PDFファイル形式　（321kb）
雑誌掲載位置	５２〜５３頁目

　◇過度な「公助」は助け合いの誘因を減らす　東日本大震災の発生から４年が経過した。この震災では「絆」が一つの復興のキーワードとなったように、人々や企業間の助け合いの重要性を再認識させられた。孤立集落では食料やガソリンを分け合い、国内外から多くの義援金や物資が届けられた。また復興庁によれば、震災発生後１年間で活動したボランティアは岩手、宮城、福島の被災３県で延べ１万８０００人にのぼった。昨年に長野県…