〔アートな時間〕歌舞伎　通し狂言　伽羅先代萩　仙台伊達家のお家騒動　藤十郎が当たり役をつとめる＝小玉祥子
エコノミスト　第９２巻　第４８号　通巻４３７０号　2014.11.11

この記事の情報
掲載誌	エコノミスト　第９２巻　第４８号　通巻４３７０号（2014.11.11）
ページ数	2ページ　（全1393字）
形式	PDFファイル形式　（413kb）
雑誌掲載位置	９６〜９７頁目

　仙台伊達家のお家騒動「伊達騒動」をモデルにした歌舞伎「伽羅先代萩(めいぼくせんだいはぎ)」が坂田藤十郎らの出演により、東京・国立劇場で11月25日まで通し上演されている。　実説の「伊達騒動」が起きたのは寛文年間（１６６０〜71年）。三代藩主綱宗が不行跡により、幕府から隠居を命じられ、２歳の亀千代（四代藩主綱村）が家督を相続する。実権を握ったのは重臣原田甲斐と亀千代の大叔父、伊達兵部。だが伊達家一…