〔書評〕永江朗の出版業界事情 日販が書店を提訴、帳合変更の裏事情
エコノミスト 第92巻 第41号 通巻4363号 2014.9.30
掲載誌 | エコノミスト 第92巻 第41号 通巻4363号(2014.9.30) |
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ページ数 | 1ページ (全936字) |
形式 | PDFファイル形式 (243kb) |
雑誌掲載位置 | 62頁目 |
取次が書店を訴えるという珍しい事件が起きた。長野県を中心に展開するローカルチェーンの平安堂を、業界1位の取次、日販(日本出版販売)が提訴したのだ。理由は帳合変更。求めた賠償金額は3億8000万円である。 書店は書籍や雑誌を取次から仕入れているが、メインの取次を他社に変えることを「帳合変更」という。帳合変更自体は珍しいことではない。書店側が取引条件や配本に不満を持った場合、あるいは取次側が書店の支…
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