〔サイエンス最前線〕/8 記憶のキー 海馬 いま最も注目される脳の領域=永雄総一/青木田鶴
エコノミスト 第92巻 第38号 通巻4360号 2014.9.9
掲載誌 | エコノミスト 第92巻 第38号 通巻4360号(2014.9.9) |
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ページ数 | 2ページ (全2311字) |
形式 | PDFファイル形式 (337kb) |
雑誌掲載位置 | 74〜75頁目 |
医学史上、「HM」と呼ばれる人物は、脳科学に最も貢献した人物のひとりである。1953年、彼はてんかん治療のため27歳の時に大脳側頭葉の手術を受けたが、その際に海馬の大部分が除去された。手術後てんかんの症状は改善されたが、記憶障害が出現した。体験したことをほんの数分しか覚えておくことができず、すぐに忘れてしまう。しかし、手術前の記憶は比較的よく覚えていたし、運動に関する記憶は正常であった。 HMの…
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