〔ＦＬＡＳＨ！〕アルゼンチン　デフォルトの影響は軽微　他国の債務再編に課題も
エコノミスト　第９２巻　第３５号　通巻４３５７号　2014.8.19

　アルゼンチンの外貨建て政府債務が７月30日、期限内の利払いができないことを示す「選択的デフォルト（債務不履行）」となった。アルゼンチン政府は、同国債を保有する米ファンドと債務返済条件を巡って交渉を続けていたが、同日までにまとまらなかった。アルゼンチンは２００１年のデフォルト後、国際金融市場で資金調達できない状態が続いており、市場へのインパクトは限定的である。しかし、同国が受ける経済的ダメージは大…