〔書評〕歴史書の棚 略奪行為を正当化する地中海の海賊の言い分=本村凌二
エコノミスト 第92巻 第28号 通巻4350号 2014.6.24
掲載誌 | エコノミスト 第92巻 第28号 通巻4350号(2014.6.24) |
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ページ数 | 1ページ (全897字) |
形式 | PDFファイル形式 (246kb) |
雑誌掲載位置 | 60頁目 |
歴史を長いスパンで見れば、当たり前のことが必ずしもそうではないことに気づく。勝者にも敗者にもそれなりの言い分があるらしい。 モーリー・グリーン『海賊と商人の地中海』(NTT出版、3888円)は、宗教上の大義を掲げながら私掠(しりゃく)経済を営む海賊集団の実態に迫る。 地中海では、海賊の黄金時代は16世紀後半に始まる。オスマン帝国がレパント沖で大敗し、その海軍力が衰退するにつれ、東地中海に海賊が出…
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