〔ロシア〕経済制裁には効果がない 「影響圏」死守するロシア的発想=兵頭慎治
エコノミスト 第92巻 第25号 通巻4347号 2014.6.3
| 掲載誌 | エコノミスト 第92巻 第25号 通巻4347号(2014.6.3) |
|---|---|
| ページ数 | 3ページ (全4063字) |
| 形式 | PDFファイル形式 (763kb) |
| 雑誌掲載位置 | 86〜88頁目 |
1991年のソ連解体によりロシアは領土の縮小を余儀なくされたが、その二十余年後に失地回復を果たすとは誰が予測できたであろうか。 プーチン大統領は、国際社会からの孤立や欧米からの制裁を恐れることなく、あっさりとクリミア編入に踏み切った。この背景には、自らの縄張りともいえる「影響圏」というロシア独自の安全保障観がある。 ロシア流の地政学的発想を知らずして、クリミア編入の本質を理解することはできない。…
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