〔エコノミストリポート〕中途半端な改革 減反廃止は姿を変えた生産調整 主食用か飼料用か農家に迫る=青山浩子
エコノミスト 第92巻 第10号 通巻4332号 2014.3.4
| 掲載誌 | エコノミスト 第92巻 第10号 通巻4332号(2014.3.4) |
|---|---|
| ページ数 | 3ページ (全3933字) |
| 形式 | PDFファイル形式 (523kb) |
| 雑誌掲載位置 | 94〜96頁目 |
2013年秋、「政府が2018年度をめどに減反を廃止する」と報道された。確かに安倍晋三首相も国内外の会合で「減反廃止」と発言している。1970年に始まった減反、いわゆる生産調整が約半世紀を経て廃止されると注目を集めているが、実態は完全な廃止とはいえない。「減反が廃止になれば、農家が制限なく自由に作る。今までコメを作っていなかった田んぼにも植えるので、供給が増え、価格が下がる……」。そんなイメージ…
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