〔特集〕負けない投信・ＥＴＦ　長期でじっくり　資金流入の継続で選ぶ本当にいいファンド＝鈴木雅光
エコノミスト　第９２巻　第１０号　通巻４３３２号　2014.3.4

「投資信託」という金融商品は、基本的に長期で保有することが合理的な商品だ。その理由の一つに、購入時の手数料が挙げられる。購入手数料は多くのファンドが買い付け金額の２％以上に設定している。購入時点ですでにマイナスからのスタートとなるが、１年で解約すれば年間のコスト負担はそのまま２％。しかし、10年間保有すれば１年当たりのコスト負担は０・２％に、20年なら０・１％に低減できる。それでは、長期で保有する…