〔ザ・マーケット〕長期金利　０．６％前後で推移＝山下えつ子
エコノミスト　第９２巻　第７号　通巻４３２８号　2014.2.11

　米国の景気先行きと中国をはじめとする新興国の動向に警戒が強まっている。米国では年初から量的緩和の縮小が始まり、債券相場にとってはネガティブな材料（＝債券利回り上昇）だと認識されていたが、グローバルなリスクオフによって、株式相場が大幅に下落し、債券利回りは低下している。　日本では日銀は１月の金融政策決定会合では追加措置はなかった。これはマーケットの予想通りで、大きな反応はなかった。だが、４月の消費…