〔ザ・マーケット〕長期金利　インフレ期待で上昇へ＝福永顕人
エコノミスト　第９２巻　第１号　通巻４３２３号　2014.1.7

　日本、英国、米国、ユーロ圏の需給ギャップの水準を見ると、日本以外は、リーマン危機後に大きく落ち込んだ水準から、ほとんど回復しておらず、マイナス２〜マイナス４％で推移している。　一方、日本では２０１４年にプラス化が見込まれている。需給ギャップには誤差があるが、失業率を見ても、日本のみがリーマン・ショック前の07年ごろの水準（４％）まで改善している。有効求人倍率、日銀短観、景気ウオッチャー調査のいず…