〔特集〕経済大予測２０１４　第３部　世界の構造変化　インタビュー　ライアカット・アハメド氏　変化する中央銀行の役割
エコノミスト　第９２巻　第１号　通巻４３２３号　2014.1.7

　◇危機への対処法は学んだが防ぐ方法の理解には達していない　1930年代の世界恐慌で中央銀行がいかに手を打ち、失敗したのかを研究した著書で、ピュリツァー賞を受賞したライアカット・アハメド氏に聞いた。（聞き手＝岩田太郎・在米ジャーナリスト）──　あなたは著書で、「世界恐慌では、米英仏独の中央銀行総裁が間違った考えに固執し、世界経済を破滅に導いた」と指摘している。その出来事から後の中銀が学び、実行した…