〔温経知世〕/108 赤松要=池尾愛子
エコノミスト 第91巻 第53号 通巻4318号 2013.12.3
掲載誌 | エコノミスト 第91巻 第53号 通巻4318号(2013.12.3) |
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ページ数 | 2ページ (全2893字) |
形式 | PDFファイル形式 (826kb) |
雑誌掲載位置 | 52〜53頁目 |
◇日本の実証を世界に広げた雁行形態論 ◇データを重視した研究姿勢 戦時中、南方資源調査に参加 赤松要といえば「雁行形態論」が想起されるにちがいない。この理論は実証研究(経験的研究)から生まれたオリジナル理論であった。彼は日本の羊毛業や綿業といった製造業における数量データを収集して、製品の輸入・生産・輸出の変化の過程を三つの時系列グラフで表現した。すると、まずは製品の輸入があり、ついでその生産がお…
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