〔日本の電力エネルギーを考える〕／２　シェールガス利用の効率発電＝伊東光晴
エコノミスト　第９１巻　第３７号　通巻４３０２号　2013.8.27

　シェールガスの埋蔵量はどの程度か。今後調査が進むにつれて、確認埋蔵量はさらに増えることが予想されるが、現時点では従来まで確認されている天然ガスの埋蔵量と同量程度であるところから、21世紀の前半がシェールガスとＬＮＧ（液化天然ガス）という天然ガスの世紀になるといって誤りはないだろう。　アメリカが、間もなく石油の輸入国から脱却することは確実である。　重要なことは、第１回で述べたような採掘方法であるこ…