〔グローバルマネー〕日本経済を壊しかねない黒田緩和
エコノミスト 第91巻 第22号 通巻4287号 2013.5.21
掲載誌 | エコノミスト 第91巻 第22号 通巻4287号(2013.5.21) |
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ページ数 | 1ページ (全1125字) |
形式 | PDFファイル形式 (240kb) |
雑誌掲載位置 | 17頁目 |
日銀の黒田東彦総裁が打ち出した金融緩和は、従来の金融政策の常識を超えた。岩田規久男副総裁は2%の物価目標に自らの進退をかける。しかし、真に責任が問われるべきは、金融市場だけでなく日本経済そのものを壊しかねない点だ。 今回の政策が常識を超えている点は少なくとも三つある。 第一に、インフレを生み出せば景気が良くなるという主張である。しかし、物価は雇用と同様に需要の拡大によって上昇するのであり、その逆…
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