〔特集〕親子で学ぶ相続　（１）生前贈与編　基礎知識　誰が相続人になるのか、順番を理解しておこう＝長谷川裕雅
エコノミスト　第９０巻　第５６号　通巻４２６４号　2012.12.18

　相続は、「被相続人の死亡」をきっかけに始まる。相続手続きでは、そもそも誰が相続人になるのかという相続人の確定が初めの第一歩になる。　被相続人の財産を相続できる可能性があるのは、（１）配偶者、（２）子供（代襲相続人である孫・ひ孫を含む）、（３）父母（祖父母などの直系尊属）、（４）兄弟姉妹（甥・姪）などである。このうち誰が相続人になるのか、その相続人の中で誰がどの程度の優先権があるのかについては、民…