〔特集〕景気大失速 貧しさの理由 GDPでは実感できない「国民総所得」を増やす政策を急げ=永濱利廣
エコノミスト 第90巻 第48号 通巻4256号 2012.11.6
掲載誌 | エコノミスト 第90巻 第48号 通巻4256号(2012.11.6) |
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ページ数 | 2ページ (全2595字) |
形式 | PDFファイル形式 (799kb) |
雑誌掲載位置 | 30〜31頁目 |
政府が景気動向や分析に使うのは、物価変動を加味した実質国内総生産(GDP)成長率である。これが増えているので政府は景気が拡大していると公言する。 しかし、物価変動を考慮しない名目GDPや、国内全体の所得を示す国内総所得(GDI)で見れば、日本は貧しくなっている(図1)。ここに国民生活の実感とのギャップが生じる理由がある。見た目の数字(名目)の世界で、生活する国民には、実質GDPよりも名目GDPの…
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