〔景気観測〕リスク回避で利回り低下の米国債　９〜１０月には上方シフトも＝上野泰也
エコノミスト　第９０巻　第３５号　通巻４２４３号　2012.8.21

　米国の独立記念日である７月４日の米国市場は休場で、前日（３日）は株式市場や債券市場の取引時間が短縮された。この日のニューヨークダウ工業株30種平均終値は１万２９４３・82ドルで、５月７日以来の高水準だった。　一方、米10年物国債利回りは１・63％という、米国のインフレ目標（２％）よりも大幅に低い水準になった。　では、過去の独立記念日直前の営業日における米国株と米国債利回りの水準はどうだったのだろ…