〔闘論席〕池谷裕二
エコノミスト 第90巻 第35号 通巻4243号 2012.8.21
| 掲載誌 | エコノミスト 第90巻 第35号 通巻4243号(2012.8.21) |
|---|---|
| ページ数 | 1ページ (全705字) |
| 形式 | PDFファイル形式 (375kb) |
| 雑誌掲載位置 | 3頁目 |
誕生前の赤ちゃんの遺伝子を調べるための簡便な方法が発見され、各界に波紋を呼んでいる。7月の英科学誌『ネイチャー』に米スタンフォード大学のクエイク博士らが報告した論文である。 これまでの出生前診断は、胎児から検体を採ることが必要だった。通常は羊水を採取する。羊水には胎児の皮膚から剥がれおちた細胞が漂っている。この細胞を培養し、DNAを解読するのだ。しかし今回発表された方法は、羊水採取という母体に負…
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