〔特集〕４０代女が日本を救う　データでみる　洋服・外食から装飾・旅行・美容へ　景気の底上げに貢献も＝久我尚子
エコノミスト　第９０巻　第３０号　通巻４２３８号　2012.7.17

　１９９０年前後に社会人となった「バブル世代」は、一定の所得を持つ頃に好景気を謳歌したため、消費意欲が旺盛だ。「クルマ離れ」「ブランド離れ」などと言われる最近の若者とは対照的に、自動車や高級ブランド品、海外旅行などの高額消費を好む印象が強い。　その「バブル世代」も40代半ばに差し掛かり、子どもの教育費や住宅ローンを抱える年代になった。２０１０年度に各年代の経済状態の“余裕感”を分析したところ、40…