〔東奔政走〕狙いは核武装？　「六カ所村」延命？　速くて軽い「原子力基本法」改正＝山田孝男
エコノミスト　第９０巻　第３０号　通巻４２３８号　2012.7.17

この記事の情報
掲載誌	エコノミスト　第９０巻　第３０号　通巻４２３８号（2012.7.17）
ページ数	2ページ　（全2541字）
形式	PDFファイル形式　（364kb）
雑誌掲載位置	７６〜７７頁目

　原子力基本法の改正が、新しくできる原子力規制委員会の設置法案の付則に盛り込まれ、増税法案採決の陰で目立たぬうちに成立していた（６月20日）。　核武装の陰謀ではないかというすっぱ抜き報道があり、平和ぼけの言いがかりだという反論も出てにぎやかだが、立法に携わった人々を取材した限り、プルトニウムの軍事転用をめざすという明確な意志は読み取れなかった。あえて言えば、最近の原子力政策見直し作業の軽さ、頼りな…