〔書評〕歴史書の棚 通説を覆す昭和軍閥研究=井上寿一
エコノミスト 第90巻 第30号 通巻4238号 2012.7.17
掲載誌 | エコノミスト 第90巻 第30号 通巻4238号(2012.7.17) |
---|---|
ページ数 | 1ページ (全868字) |
形式 | PDFファイル形式 (476kb) |
雑誌掲載位置 | 62頁目 |
近代日本政治思想史研究の鬼才が真正面から昭和軍閥を分析する。読む前から期待が高まる。戦前昭和は軍部を抜いては語れない。膨大な研究の蓄積がある。それにもかかわらず、片山杜秀『未完のファシズム』(新潮選書、1575円)は昭和軍閥研究の新たな地平を開拓する。 陸軍内の派閥対立(皇道派対統制派)が日本の破局を招いた。これが戦前昭和理解の通り相場だろう。しかしここには皇道派(=反ソ・反共の精神主義)対統制…
記事の購入(ダウンロード)
購入には会員登録が必要です 会員登録はこちら
価格 220円(税込)
他のIDで購入する
G-Search ミッケ!は雑誌を記事ごとに販売するサービスです。
この記事は「1ページ(全868字)」です。ご購入の前に記事の内容と文字数をお確かめください。
(注)特集のトビラ、タイトルページなど、図案が中心のページもございます。